腎臓
肝臓の超音波検査では描出の「死角」といわれる部分が知られている。いずれも肝臓が大きい臓器であるがゆえに生じる「病変を見落としやすい部位」であり、辺縁近くの部位ややアーチファクトが生じやすい部位に分布している。
辺縁近くの見落としは、描出の仕忘れや描出が困難なために生じる。具体的には肝左葉外側端、右葉肝縁付近、横隔膜付近などである。
一方アーチファクトにより見落としやすい部位では、描出していてもアーチファクトにマスクされてしまい見逃す。具体的には肝全域の表面付近や尾状葉などである。
これらの部位の原因を理解し、アプローチの工夫をすることは、肝癌スクリーニングの走査では結節の検出感度に関わるので重要である。本節では肝臓の死角とそのアプローチについて、肝細胞癌の症例で解説する。
企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:株式会社日立製作所