「超音波検査法セミナー」は株式会社日立製作所が「超音波検査法フォーラム」に依頼し、
作成しております。このコーナーは、3ヶ月に一度の割合で更新予定ですので、
多くの方々にご利用いただければ幸いです。

第7章:膵臓の超音波像あれこれ

膵臓は「描出が難しい」といわれます。多くの場合、消化管のガスが超音波の視野を妨げるのが原因です。とはいえ、膵臓の疾患はどれも重要ですので描出を簡単に諦めるわけにゆきません。そのためにすべきことは、体位変換や肋間走査などの手技を適切に使うことです。そうすれば、膵臓は必ずしも「描出が難しい」臓器ではありません。それらをちゃんとやっても十分に映らないのであれば、それは超音波検査の限界です。そこにあなたの技量が関与していたとしても、それも含めて超音波検査の限界です。

本章では膵臓の代表的な疾患のあれこれを見てゆきます。病変の場所や進行、程度によりさまざまな所見がありますので、広い視野で検査することが大切です。