「超音波検査法セミナー」は富士フイルムメディカル株式会社が「超音波検査法フォーラム」に依頼し、
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第12章:耳鼻科領域の超音波診断
耳鼻科領域の超音波検査は、唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)とその周囲リンパ節、頸部腫瘤が主な観察対象となります。本節ではそれらの疾患における画像の特徴や診断について解説いたします。比較的表在性の腫瘤が多いので詳細な問診、視診、触診は診断上重要ですが、さらに超音波検査は視診、触診では分からない情報をその場で得ることができるので頸部腫瘤の診断には不可欠な検査となります。