「超音波検査法セミナー」は富士フイルムメディカル株式会社が「超音波検査法フォーラム」に依頼し、
作成しております。多くの方々にご利用いただければ幸いです。
第3章:泌尿器領域の超音波診断
尿路系と呼ばれる腎臓、尿管、膀胱の画像診断は、従来、尿路造影やCTで行ってきましたが、近年では超音波が第一に選択される検査となりました。
超音波がスクリーニング検査として一般的になったことに加え、これらの領域は超音波で比較的観察しやすく詳細な画像情報が得られるのがその理由です。
それゆえに超音波でとらえられる病変は、良性病変や正常変異から悪性腫瘍まで、バリエーションが多彩です。