2.腹部エコー・画像診断のポイント
Chapter1 肝硬変と関連所見
Chapter2 胆嚢の隆起性病変
Chapter3 形態の計測と観察
Chapter4 閉塞性黄疸の診かた
Chapter5 急性腹症/超音波検査の要点
Chapter6 消化管の疾患
Chapter7 肝臓の腫瘤性病変
Chapter8 胆道系の結石
Chapter9 子宮と卵巣の腫瘤性病変
Chapter10 びまん性疾患
Chapter11 腎・尿路結石
Chapter12 膵臓の腫瘤性病変
Chapter13 脾臓の腫瘤性病変
脾の腫瘤性病変
脾の悪性腫瘍
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脾臓では腫大や副脾、分葉などの形態の変化はよく目にするが、腫瘤性病変は比較的稀な臓器である。
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脾臓の腫瘤性病変は、良性腫瘤では嚢胞や血管腫、過誤腫などが見られ、悪性腫瘍では悪性リンパ腫、リンパ管肉腫(リンパ管腫)、転移性腫瘤などが見られる。悪性リンパ腫が脾臓の悪性腫瘍のうちで最も頻度が高い。
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脾臓に低エコー腫瘤を認めた場合には、悪性リンパ腫の可能性を考える。悪性リンパ腫の腫瘤はしばしば無エコーに近い低エコーで、嚢胞との鑑別が必要となる。
企画・制作:
超音波検査法フォーラム
協賛:
富士フイルムメディカル株式会社