超音波検査による胆石の描出率は95%以上といわれている。しかし、音響陰影を伴わない小さいものが少量存在する場合や胆嚢内腔に一層に並ぶときは見落としやすいものである。きちんと壁の状況を観察することで容易に気づくことができるようになる。また体位変換によって胆石を集めることにより音響陰影が描出され、だれにでもわかる画像をとることができる場合もある。
胆石症例では胆嚢癌の合併が多いといわれている。胆石があると胆嚢壁の観察がおろそかになりがちであること、また音響陰影により観察できないこともあって、胆嚢癌を見落とすことがしばしばである。胆嚢壁肥厚や可動性のない腫瘤像などに気をつけて観察することが必要である。。しかし、音響陰影を伴わない小さいものが少量存在する場合や胆嚢内腔に一層に並ぶときは見落としやすいものである。きちんと壁の状況を観察することで容易に気づくことができるようになる。また体位変換によって胆石を集めることにより音響陰影が描出され、だれにでもわかる画像をとることができる場合もある。
企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社