慢性胆嚢炎と、胆嚢癌の鑑別はほとんど不可能と考えたほうがよい。したがって、慢性胆嚢炎を疑っている場合であっても、原則として手術を勧めることが多い。

組織学的に慢性胆嚢炎と診断された症例です.
胆嚢壁は胆石を包み込むように腫瘤様に肥厚し肝との境界がはっきりしません.
超音波像から胆嚢癌との鑑別は困難です.

 

胆嚢癌の症例です.
肝床から肝内へかけての不規則な低エコー域は肝実質への浸潤部に由来します.
腫瘍は不均一な充実性で,胆石を取り囲むように広がっています.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社