胆石はその成分により構造が異なり、超音波上もこの構造を反映した特徴的な形状を示します。

胆嚢内に直径2.2cmまでの結石が多数認められます.
音響陰影は明瞭で,個々の結石は多角形状を呈しています.
このような接面を有する結石像は混合石に典型的にみられる所見です.

 

胆嚢内に直径4〜5mmの結石が多発しています.
音響陰影はほとんどみられず,結石後方の胆嚢壁が確認できます.
したがってポリープと誤認する可能性があります.
ポリープとの鑑別は,体位変換で可動性が確認できれば容易です.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社