胆石のうち純コレステロール結石は胆石溶解剤が有効なことがあるので鑑別が重要です。

胆嚢内に直径2.5cmの結石が認められます.
結石表面の高エコーは comet-like echo のように後方に連なり,途中から音響陰影に移行しています.
純コレステロール石に特有の像です.

 

胆嚢内に直径2.8cmの結石が認められ,よく観察すると結石内部に層構造を有するように描出されています.
層構造の明瞭なものは,ビリルビンカルシウム石混成石でみられる所見です.
この超音波像は結石の内部構造を反映し,それぞれ異なった像を呈します.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社