Chapter-1 肝細胞癌
Nodule in nodule
Nodule in nodule(1)

Nodule in nodule(1)


径1.5cmの低エコー腫瘤の一部に高エコー部分を含んでいる。
元の腫瘤内に分化度の異なる部分が生じる肝細胞癌に特徴的な発育様式を示す腫瘤像でNodule in nodule と呼ばれる。

Nodule in nodule(2)

Nodule in nodule(2)


高エコー結節の経過観察中にサイズの増大が認められ、内部に低エコー部が出現した。
その結果、腫瘤辺縁付近がリング状に見えるためBrlght loop signと呼ばれるエコー像で、Nodule in noduleのひとつのパターンである。

モザイクパターン(小型)  

モザイクパターン(小型)


モザイクパターンは結節型肝細胞癌に特徴的な所見のひとつである。
Nodule in noduleがさらに複雑になった所見である。比較的小さな結節でも見られることがある。  

モザイクパターン(大型)  

モザイクパターン(大型)


モザイクパターンは結節の増大にともない見られる頻度も高くなる。
本例ではハローや外側陰影も明瞭に描出されている。  


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社