Chapter-6 転移性肝癌
脈管への浸潤
肝静脈浸潤

肝静脈浸潤


直腸癌術後に発見された5cmの転移巣に対して化学療法を施行し、4ヶ月後に腫瘤は2cmに縮小したが、腫瘤に隣接する左肝静脈から下大静脈へ連続する浸潤がみられる。

肝静脈浸潤
門脈塞栓

門脈塞栓


肝門部にある直腸癌の転移が、門脈本幹に浸潤し腫瘍塞栓を形成している。門脈には血流がなく、カラードプラにて肝門部の側副血行路が観察された。

側副血行路

腫瘍塞栓
胆管浸潤

胆管浸潤


膵癌患者の転移巣検索時に、外側区域の胆管に拡張がみられた。胆管は内側区域で閉塞しているが結節は明瞭でない。この場合の胆管拡張は肝内転移巣を示唆する所見である。

閉塞部

企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社