本例の胆嚢内腔の結石は中空に浮いている。体位を変えて観察しても重力方向の下壁に接しない。胆嚢内に濃厚な胆汁を有する場合や、胆石内にガスを含む結石で見られる所見である。本例では結石の横にガスに由来すると思われる強いサイドローブが見られるので含気結石を疑わせる。 |
|||
胆嚢内腔にある類円形のエコーは内部エコーが均一で音響陰影はなくポリープ病変のような像である。しかし体位変換で移動したためスラッジの塊と判別できた。 |
|||
平らに並んだ微小な結石は見落としやすい。体位変換により結石が動き、寄せ集まることでその存在に気付くこともある。 |
|||
胆嚢内腔の音響陰影のある平坦なストロングエコーは、粘稠で流動性が認められた。石灰乳胆汁にはいくつかのパターンがある。胆嚢管閉塞の際に認められる病変である。 |
|||
重力方向に沈む淡い反射が見られる。体位を変えて移動を確認しないと、Bモードでは表面隆起型の胆嚢癌との鑑別は難しい。 |
|||
術前7日間絶食の患者。胆嚢内にfine echoが充満している。胆汁のうっ滞、濃縮により濃度と粘度の増した胆汁から反射が生じ、このようなエコー像となる。 |
|||
企画・制作:超音波検査法フォーラム 協賛:富士フイルムメディカル株式会社 |