胆嚢壁の肥厚がみられる.全周性,厚みの均一な肥厚で,高・低・ 高エコーの3層構造を呈している.低エコー層は,低アルブミン血症による漿膜下層の浮腫性変化といわれている.

 

肝表面と右腎間隙(モリソン窩)に無エコー領域が認められる.肝硬変に見られる腹水は,低タンパク血症による漏出性腹水である. 超音波では,少量の腹水でも所見としてとらえることができる.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社