結節性変化の強い肝実質に,類円形の低エコー斑を多数認める. 小肝細胞癌との鑑別が問題となるが,再生結節は,概して境界が 不明瞭で,大きさも20mmを越えることはまれである.

 

肝右葉に音響陰影を伴う輝度の高い結節を認める.肝細胞癌の肝 動脈塞栓療法(TAE)後の像である.高エコーの原因は,塞栓物 質であるリピオドールの集積によるものである.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社