肝門部癌は、拡張した左右胆管の合流が確認できないことで発見される。浸潤性の発育をするため、腫瘤として認識しにくいことがある。完全閉塞となっている場合には、胆嚢が虚脱していることも特徴である。





肝門部の腫瘤が原因の閉塞性黄疸である.
肝内の胆管は拡張し,左右が肝門部で分断されている.
肝門部での胆管の閉塞では,それより下流の肝外胆管,胆嚢,膵管の拡張は生じない.
 

肝内胆管の拡張は左葉外側区域のみで,肝門部側に2cm大の高エコーの腫瘤が認められる.
このような部分的な肝内胆管の閉塞では黄疸にはならない.部分的な肝内胆管の拡張は腫瘍のほかに肝内胆管結石でも見られる所見である.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社