von Meyenburg’s Complexは肝臓に無数の微細な嚢胞が瀰漫性に見られる胆管過誤腫である。よく観察すると小さな嚢胞がいくつか見えるが、嚢胞の多くは顕微鏡的な微細なものなので、超音波では嚢胞としては見られず、コメットや音響陰影の多発した実質や、あるいは粗造な実質エコーとして観察される。 |
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Calori病は胆管の発生異常の一種で、先天性疾患である。本例では左肝管周辺に多発する嚢胞と末梢胆管の拡張が見られ、胆管造影にて胆管分枝が嚢胞状に拡張するのを確認した。 |
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企画・制作:超音波検査法フォーラム 協賛:富士フイルムメディカル株式会社 |