粘膜面に沿って丘状の表面不整な隆起が認められる.内部は均一な実質性エコーで,周囲に粘膜進展による肥厚を認める.
体位転換によっても位置や形の変化がないため,胆嚢癌(IIa)を疑った.
 

超音波内視鏡像

上図の症例は超音波内視鏡での精査を施行した.7.5MHz探触子を用いた胆嚢の断層像である.壁の層構造が明瞭に観察でき,第3層が保たれているのがわかる.表面型早期癌と判定した.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社