底部に類円形の腫瘤を描出した。
探触子を5MHzに持ち換えて注意深く観察すると,腫瘤内部に腺筋腫症の特徴であるコメットテイルエコーと,微小嚢胞状エコー(RAS)が認められた。
 

胆嚢頚部寄りにくびれがあり,この部位とその周辺の粘膜面が厚みを増している.不整のある肥厚部は胆嚢癌との鑑別が問題となる。本例では肥厚部にRASを認め,分節型腺筋腫症と判定した。


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社