子宮筋腫は通常は筋層内の低エコー腫瘤として描出される。大きなものほど内部に変性を伴い、水様変性のために高エコーに描出されたり、液状部分が無エコーに描出されることがある。また石灰化をきたすことも多い。

子宮は長径が16cm,横径が12cm,厚径が9cmと著しく増大.
直径4cmから6cmまでのエコーレベルの低い結節が,体部の筋層内を中心に多発している.

 

組織学的に平滑筋肉腫と診断された症例で,子宮は巨大な腫瘤と化している.
内部エコーは不均一,液状部分が混在する複雑な像である.
高度の変性を伴う子宮筋腫との鑑別は難しい.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社