経腹的検査では、子宮の変形や腫瘤として認められない小さな癌や浸潤性の癌の検出は難しい。

進行した子宮頸癌の超音波像で,子宮頸部は体部よりも厚みがあり,低エコーの腫瘤像を呈している.
子宮口付近に強い反射が見られる.
体部には子宮腔内の貯留液が確認で きる.

 

子宮体癌の症例で,肥厚した子宮内膜が高エコーの腫瘤像を呈している.
筋層は菲薄化が著しい.
子宮体癌の場合,内膜部の高エコー域を癌の広がりと考えてよい.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社