体尾部癌は閉塞性黄疸などの手がかりとなる所見が乏しく、発見が遅れることも多い。膵尾部の描出が不十分であるために見落とす場合が多いので、安易にあきらめずに描出することが大切である。体位変換や圧迫で胃内のガスを動かすなど、積極的にこの領域を描出するように心掛ける必要がある。 |
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膵体部に内部エコーの不均一な8×4cm程度の腫瘤が認められる. |
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脾臓内側の直径4cmの腫瘤は,左肋間走査で脾臓を介して描出した膵尾部の癌である.
癌が脾臓へ直接浸潤していた症例で,脾実質にも内部エコーの乱れがみられる.
膵尾部の腫瘍は、座位での肋間走査でのみ描出されることがある.
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企画・制作:超音波検査法フォーラム 協賛:富士フイルムメディカル株式会社 |