腹部大動脈に径の不同があるが,最大径は30mmを越えていない. 血管壁のエコーレベルは高く, ところどころに石灰化による強エコーとコメットテイルエコーが散在する.

 



長さ90mmにわたり大動脈の拡張がある. 拡張した内腔の壁表面には血栓が付着している. 径が35mmを越えているので,CTなどの精査と経過観察が必要である.


企画・制作:超音波検査法フォーラム
協賛:富士フイルムメディカル株式会社